やっぱり 長続きしない 、 ただ 残りの時間考えると
60過ぎの親方マン、ブログに帰る。精進の日々を言葉に乗せて
気がつけば、もう60をとうに過ぎた。
料理人として何十年、包丁を握り続けてきた「親方マン」も、いつのまにか「ベテラン」と呼ばれるようになった。
そんな自分が、数年前にふと思い立って始めたのが「ブログ」だった。
「今まで積み重ねてきたことを、形にして残したい」
「誰かの役に立てば嬉しい」
そんな気持ちで始めたものの、最初から壁にぶち当たった。
SEO?アフェリエイト?PV?
まるで料理の専門用語とは違う未知の世界に、すっかり気後れしてしまった。
「ブログは下ごしらえが大事」なんて言われても、下ごしらえの仕方がわからない。
まるで材料の名前も調味料の配合もわからないまま、懐石を作れと言われているようだった。
気がつけば、しばらく更新もせずにほったらかし――。
でも、包丁を研ぐ手を止めることはなかった。
料理の世界に「これで終わり」はない。
味の奥深さを追い求め、素材に向き合い、技を磨く。
日々の仕込み、掃除、下処理のひとつひとつが、自分の精進の証だった。
そんなある日、ふと思った。
「ブログだって、料理と同じじゃないか」
誰かにうまいと言われたい気持ちもあるけれど、
まずは自分が納得するまでやる。それが親方マンの流儀だったはず。
だから今、またパソコンに向かってこうして文章を書いている。
SEOはわからなくてもいい。収益がなくてもいい。
“自分が積み重ねてきたことを、誰かに伝えるための台所”が、ここにある。
今日も市場に足を運び、旬を感じ、包丁を握り、掃除をして、
そして夜にはブログに向かう。
親方マンは、これからも日々精進する。
そして、その姿を言葉に乗せて発信していく。
「ブログも、人生も、焦らず、ひと手間ずつ」
これからも、親方マンの台所から、時折こぼれるつぶやきに耳を傾けていただけたら嬉しいです。
同年代の方には、
「もう遅い」なんてことはないよ、と伝えたい。
若い人たちには、
「年を重ねてもこんなに楽しめるんだ」と笑ってもらえたら嬉しい。















頑張っています