こんにちは、親方マンです。
先日開催した「フグの講習会」にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。


今回の講習会は、普段なかなか触れる機会の少ない「フグ」という高級魚をテーマに、解体・調理・提供までの一連の流れを体験していただく特別プログラムでした。
今日は当日の様子を少しだけご紹介します。

🐡 フグという魚の奥深さ
フグは、日本の食文化に深く根ざす食材です。
その歴史は古く、縄文時代の貝塚からフグの骨が出土しているほど。
一方で「毒を持つ魚」というイメージが強く、扱いには高度な知識と技術が必要です。
講習会ではまず、フグの種類や生態について解説しました。
「トラフグ」「マフグ」「シロサバフグ」など、見た目や味わいの違いを実物を交えて比較し、毒の部位についても詳しく説明。
参加者の皆さんは興味津々でメモを取られていました。
🔪 フグの解体実演
続いて、フグの解体を実演。
緊張感の漂う中、身を傷つけずに皮をはぐ工程や、内臓を丁寧に取り除く手順を一つひとつご覧いただきました。
「職人が包丁を入れる瞬間は、まるで儀式のようだ」とおっしゃる方もいて、調理の奥深さがしっかり伝わったと思います。
普段はお店の奥で行われる作業を、間近で見られる貴重な機会。
解体された美しい白身に、参加者の皆さんも「おおっ」と声をあげていました。
🍽 フグ料理の試食
最後はお楽しみの試食。
新鮮なフグを使った「てっさ(刺身)」と「てっちり(鍋)」を味わっていただきました。
透き通るように美しい刺身を、ポン酢と薬味で一口。
淡白ながらも深い旨みが口いっぱいに広がります。
「こんなにおいしいとは思わなかった」
「シンプルだからこそ、素材の力を感じる」
と、皆さまに大変好評でした。
📚 学ぶことで広がる食の世界
フグは敷居が高いと思われがちですが、知識を持つことでぐっと身近に感じられる食材です。
今回の講習会を通じて、
「食材の背景を知る大切さ」
「調理技術の奥深さ」
「命をいただく責任」
を一緒に学べたことを、心からうれしく思います。
今後も親方マンでは、季節の魚や和食の技術をテーマにした講習会を定期的に開催していきます。
🌟 次回のご案内
次回は「春の江戸前寿司体験講座」を予定しております。
詳細が決まり次第、こちらのブログやSNSでお知らせしますので、ぜひチェックしてみてください。
ご参加いただいた皆さま、そして講習会に興味を持ってくださった皆さま、ありがとうございました!
またお会いできる日を楽しみにしております。
親方マン
日本の伝統と心を伝える料理人